Illustration: Mr. Akihiro Ikeshita

弟燕祭2018・科学部展示 Micro & Macro 20
ヒトサイズ・スゴはや2 ヒトはや2・ 内容紹介

2018年10月13, 14日
東京工業大学附属科学技術高等学校 3号館207

 →「ヒトはや2」予告編 (1分)

私たち科学部は「はやぶさ2」のスゴロク,「スゴはや2」を作りました.
そして,今回は文化祭展示で,そのスゴロク・ルートを実験室いっぱいに展開し,お客様自身に,はやぶさ2になっていただいて,その旅を体験していただけるようにしました.
ルートを進み,ながめるだけで,はやぶさ2の行程がだいたいわかるようになっていて,ところどころに,ミッション(仕事)を模したアトラクションを配置してあります.
そのアトラクションは,実際のはやぶさ2の要素「科学的にスゴい!」「技術的にスゴい!」を取り上げ,「アクション(行っている様子)がわかる!」ように作り,はやぶさ2のミッションのスゴさやむずかしさを体験できるように工夫しました.

"Hayabusa2" is a Japanese asteroid explorer launched on December 3, 2014 traveling to the asteroid “Ryugu” and will return to Earth in 2020. During its six year voyage, Hayabusa2 aims to complete technically challenging missions to bring scientifically valuable FRESH soil samples of Ryugu. On June 27th, 2018, Hayabusa2 arrived at Ryugu and started great missions.
"Hito-Haya2" is one of the event of Project Sugo-Haya2 held on Oct. 13,14, 2018 at Tokyo Tech High School of Science and Technology.

ヒトはや2・場内案内図/ Floor Guide of Hito-Haya2



ヒトはや2・ツアー実況中継

 → ヒトはや2周遊ツアー動画(準備中)

ヒトはや2へようこそ!
これから皆様には,はやぶさ2になっていただきます.
文化祭冊子はお持ちですか?その真ん中,見開きに場内案内図があります.
これが,はやぶさ2のたどった/たどる旅です.
今からこのコースをたどって,はやぶさ2の旅を体験していただきます.
途中,ミッションがあります.これらのミッションは,本物と同じ順番に並んでいます.
ミッションクリア目指してがんばって下さい.
ちなみに,本物の「はやぶさ2」は,「ミネルバ-II」までノーミスで進んで,今はタッチダウンのリハーサルの最中です(2018年10月現在).

どうぞこの「ヒトはや2・ミッションガイド」をお持ち下さい.

数ヶ所のミッションにはスタンプがあります.集めるとどんな言葉が現れるかお楽しみに!

あ,私たちが被っているこの帽子ですか? これはスゴはや2キャップです.
 
スゴはや2工作室からダウンロードして作れます.さっきかぶっていた子は自分で作ってきてくれたんですよ.

ルートのところどころには,スゴはや2のマスコットキャラクター・ニスケによる「はやぶさ2の宇宙探査・観察日記」(PDF,35MB)も掲示されています.

そちらもご覧いただきながら,ゆっくりお楽しみ下さい

さぁ,それでは,どうぞ,この廊下の回廊からスタートです!
どうぞ足下のスゴロクのマスに沿って進んで下さい.

No.1 打ち上げ

サイコロを振ってスタートです.
でも,天気が悪かったり,機器チェックが発生すると,打ち上げは延期です.
打ち上げできる期間は決まっています.いい目を出して下さいね!
はやぶさ2は,天気が悪くて2回の延期を経て,2014年12月3日13時22分04秒に,種子島宇宙センターからH-IIA 26号機で打ち上げに成功しました.

No.2 パドル展開


パドル展開のパラパラマンガをどうぞ!
パドルの開き方の工夫が何回でも確かめられます.
とんでもない方向にくるくる回っちゃったら,止めるのがたいへんですもんね!
このパラパラマンガは,スゴはや2工作室からダウンロードできます.

No.3 スイングバイ


いよいよ実験室内へ,地球の軌道を離れます.
足下を見て下さい.大きなマスがありますね?これがミッションマスです.

書いてある指示に従って,サイコロを振って,出目が示すコースに進んで下さい.
スイングバイでは,決められたタイミングに,計算通りの方向とスピードでポイントを通過しないと,ちがうところへ行ってしまいます.
まっすぐの近道か,黒板側周りの遠回りか,どちらでしたか?
遠回りだとエンジンの燃料を余分に使いますから,ご注意下さい.
2015年12月3日,はやぶさ2はスイングバイに成功して,地球を離れてリュウグウに向かいました.


もしよかったら,あなたの出した目(出目)をシールを貼って教えて下さい.

◆リュウグウ接近

先の見えない回廊が現れました.
ここでは,はやぶさ2が実際見た風景を見ていただけます.
画像は全部,本当に,はやぶさ2が送ってきてくれた画像です.
のれんをかき分けて進むたび,リュウグウがどんどん近づき,はっきりしていくのがわかります.
 → 接近の様子 (GIF)
そして,回廊を通り抜けたそこには・・・

・・・直径5メートルのリュウグウが!
2018年6月27日,はやぶさ2は,リュウグウに到着しました.
(ミッションガイド訂正:No.6の説明がこの「リュウグウ接近」の説明です)

N0.4 MINERVA-II 投下

はやぶさ2が着地する前に,小型ローバ(ロボット)・MINERVA(ミネルバ)IIー1がリュウグウに降りて調べます.
はやぶさ2から投下されたミネルバ-IIは,リュウグウ表面をホッピングしながら移動し,あちこちの観測点で測定しました.
ミネルバ-IIは,リュウグウの低重力でも動ける,変わった移動方法のローバです.
ここでは,その動きを体験できます.
着地予定のN6エリアで数多くホッピングさせた人が勝ち!
(ミッションガイド訂正:「モーター」と書いてありますが正確には円盤です)
ミネルバ-IIは,2018年9月21日にリュウグウに着地して,移動に成功,写真やデータを送ってきています.
ヒトはや2のミネルバ-IIは,チョコ菓子の筒フタとスーパーボールで簡単に作れます!


◆立体視リュウグウ

イギリスの天文学者・ブライアン・メイ博士が作ったリュウグウを立体視できる画像です.
立体視ビューワーを覗いて下さい.ソロバン玉のようなリュウグウが楽しめます.
 →ブライアン・メイ博士のTwitter

No.5 退避マヌーバー

ここから,はやぶさ2は,SCIがクレータを作ってくれるのを待ちながら,リュウグウの周りをぐるっと回ります.
SCIがクレータを作る時に飛び散った破片がなくなったかどうか,みはりカメラのDCAMが知らせてくれるまで待ちます.
背景に流れている音楽は,アメリカのビートクリエーター,BBがスゴはや2のために作曲してくれたテーマ音楽で,約1分です.
この間に,サイコロを振ってキケンエリアをクリアして,背面の安全なエリアまで退避して下さい
足下のマスが赤から緑に変われば安全です!
実際のはやぶさ2も,SCIがクレータを作るまでに退避を完了しなければならない,タイムトライアルです.

DCAMの安全の知らせをもらったら,人工クレータへ!

このリュウグウは,直径5メートルのプラネタリウムドームです.
このドームを本物のリュウグウ(直径900メートル)に見立てた時の,はやぶさ2と人工クレータがどこかにあります.
探してみて下さいね

休憩スポット  ■-OO-■ ======333

いよいよ本番中の本番です.その前に,ちょっと休憩しましょう!


◆折紙模型はやぶさ2

空中に吊ってあるはやぶさ2の模型は,各パーツが一枚の折り紙でできています.
よく見ると,パドル表面には折り目で模様がつけられています.
これを背景に写真を一枚,いかがですか!

◆スゴはや2(シンプル版)

スゴはや2プロジェクトのスタートはスゴロクでした.
これは,いちばんシンプルで家族みんなで楽しめます.どうぞ遊んでみて下さい.

◆空中浮遊マジック写真撮影

リュウグウの空中浮遊マジック写真を撮ってみませんか?
黒いマントを着て,立体スゴはや2「ワクはや2」をぶら下げると・・・ワクはや2が浮かんで見えます.
 ほらね!
このワクはや2は,科学部がリュウグウ想像コンテストに応募したもので,はやぶさ2が着地しやすいように!という願いを込めて,正十二面体で作りました.
 でも,実際には正八面体でもよかった,という・・・
ワクはや2は,スゴはや2工作室からダウンロードできます.

No. 6 リュウグウ接近シーケンス(降下フェーズ)

(ミッションガイド訂正:「リュウグウ接近」の説明がここに入ってしまいました)
はやぶさ2は直径数メートルのクレータに着地します。リュウグウ900mにくらべるとたいへん小さなクレータです.
そのため,はやぶさ2は,調整しながら降下します.
ここでは、ピンボールで3つのスゴロクコースのどれに進むかのかを「方向を選ぶ」ことに見立てています.
その次のスゴロクコースは、サイコロを振って書いてあるマス目以上の目がでれば前にすすめて、失敗しない限り連続で進めます!
これを「スピード調整」に見立てました.

無事降下完了しましたら,どうぞドームの中にお入り下さい!


No.7 タッチダウン&サンプル採取


中には,はやぶさ2が今にもタッチダウンの様子でスタンバイしています.
「サンプル採取ミッション」は、はやぶさ2に搭載されているサンプラーホーン観察カメラCAM−Hの視野を再現したものです.
はやぶさ2の前面にあるウィンドウから、はやぶさ2のCAM−Hが送ってくる画像と同じ、サンプラーホーンとリュウグウ表面が、鏡を経由して見えるようになっています.
そして、サンプラーホーンがリュウグウ表面を移動していく様子を見ながら(実際は自分が地面ボードを動かして)、
現れたサンプル(ガチャカプセル)を磁石でキャッチして持ち上げてゲットできるようになっています.

 → 「サンプル採取ミッション体験」動画 (YouTube・約2分)

No.8 カプセル・リエントリー


「今年のピタはや2はどこへ行ったの?」・・・ここにあります!
カプセル・リエントリーのプロセスをここで体験できます.
カーテンレールと磁石つきランナーを使い、ボタンを押すと磁石が外れ、宇宙から地球へ向かう空間をカーテンレールに沿って降下するという仕掛けです。
三段式になっていて、地球リエントリ開始(黄)・空力加熱(橙)・パラシュート降下/ヒートシールド分離(青/黒)のプロセスがリレーで再現されるようにしました。それぞれのカプセルの色にご注目下さい.
 → カプセル・リエントリー (GIF)
(ミッションガイド訂正:カプセルの色の変化について勘違いをしました!
空気との摩擦で黒くなるとすれば,ヒートシールド底面で,カプセルではありません.
シールドを外しパラシュートを開いて降下してくるカプセルは,金属色?です)

無事着地,サンプル回収成功です!ゴールのマスがお出迎えします!

はやぶさ2は,地球には降りず,そのまま次の旅に向かいます.行き先は燃料次第.

ヒトはや2には勝ち負けはありません.
大事なのは,行かないとわからないデータを手にすること,無事に戻ってくること.そして,サンプルを持ち帰ること・・・だからです.

はやぶさ2は,すでにたくさんの貴重なデータを送ってきてくれています.
今回の展示で,その一部を皆さんに実際にご覧いただきました.
そして,無事に帰ってきて...はやぶさ2の本当のゴールは,サンプルを調べて結果が出てからです.
持ち帰ったサンプルから,ワクワクする発見がありますように!
それまで,ご一緒に楽しみに応援しましょう♪



アトラクション一覧/List of Attractions of Hito-Haya2(準備中)

ミッション・ガイド

アトラクション:サンプル採取/Attraction "Sampling" of Hito-Haya2 (YouTube,約2分)

アトラクション:カプセル・リエントリー/Attraction "Re-entry of Sample Capsule " of Hito-Haya2 (GIF)

展示ポスター・絵本「はやぶさ2の宇宙探査・観察日記」byニスケ&科学部/Picture Book "Voyage of Hayabusa 2" (PDF形式, 35MB)


リンク

科学部「文化祭2018・活動報告」
科学部 スゴはや2プロジェクト
JAXA はやぶさ2プロジェクト


スゴはや2プロジェクト/Project Sugo-Haya2
Produced by
東京工業大学附属科学技術高等学校 科学部
The Science Club of Tokyo Tech High School of Science and Technology (Tokyo Tech HST)
http://www1.hst.titech.ac.jp/club/sci_club/


公開:2018年10月18日
更新/Update: Nov 10, 2018