東京工業大学附属科学技術高等学校 科学部主催
国際宇宙ステーションISS観測イベント


きぼう、みーつけた!

油井宇宙飛行士搭乗!全国一斉目撃キャンペーンの結果

「夕方に日本列島を縦断するコース」の時、ISSは全国多くの場所から見ることが出来ます。
その機会に全国の皆さんに呼びかけて、全都道府県から一緒にISSを見ようというのが、「全国一斉目撃キャンペーン」です。
日本全国の都道府県が赤(天頂)・ピンク(東西南北)・グレー(曇)に塗り分けられた地図は「日本全国から応援してます!」の証拠になるはず!
日本人宇宙飛行士が搭乗している時に行っているスペシャルなイベントです。

2015年7月31日 20:35頃

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この図で、オレンジの線が油井宇宙飛行士搭乗のISSが通過した位置です。
実際には上空400kmのところを通っていて、私たちはこれを見上げています。
線に近いほど、真上の赤(天頂)が多く、離れるとピンク(東西南北の方角が判別できる低いところ)になることがわかります。
私たちのこのイベントは、この原理を使って、みんなの目撃報告でISSの通り道を描こうというものです。
日本全国から報告が集まれば、オレンジの線と赤い帯が重なるように、そして、ピンクの帯がその周りを囲むように、日本列島を縦断する様子が見えるはず!?

目撃報告の時刻と方角を見ると、同じ都道府県からでも、
・これからやってくる西の報告は早い時刻、
・通り過ぎていった後の東の報告は遅い時刻、
という傾向がわかります。 ISSの動きが実感できます!

この日、油井宇宙飛行士搭乗後初の夕方に日本列島を縦断する好機でもあり、衛星画像では日本列島のほとんどの部分が晴れていて、応援日和でした。


油井宇宙飛行士も地上を見て下さっていました!
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油井宇宙飛行士のtwitter(2015/7/30)より

2015年12月4日 18:35

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この日の、ISSは、日本海側に沿って北上するものの、近畿に差しかかるところで太陽が当たらなくなって見えなくなります。
もともと西日本向けの観測チャンスでしたが、宣伝が足りず報告が少なくて残念でした。

2015年12月5日 17:40

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下図は、当日17時の衛星画像です。
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この日、東北以北と近畿以南は雲に覆われています。報告が関東と近畿から届いたのは、この天候が原因であるとわかります。
ISSは、たまたま晴れているエリアのそばを通過する軌道で、東京上空を通過し、直下の関東からは、天頂方向に見えたとの報告が多く集まりました。
大阪府から下の写真を投稿頂きましたが、この写真はちょうど雲がかかる寸前に撮影されたものとわかります。
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2015年12月7日 17:35

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この日のISSは、日本海側かなり離れたところを通過しました。
17時の衛星画像から、太平洋側には雲があり、報告が寄せられたところも薄曇りのところが多かったと考えられます。
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帰還前のこの機会を逃さないように、皆がんばったと思います。

下の写真は、東京都港区で撮られたもので、衛星画像から、雲のかたまりとその端の細いすじ雲の間のわずかな隙間から撮影されたものです。
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・ここで使用している気象衛星画像は、高知大学気象情報頁(http://weather.is.kochi-u.ac.jp/)によるものです。


東京工業大学附属科学技術高等学校 科学部
ウチュウヒコウシのあしあと、はっけん!
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